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阿佐ヶ谷散歩

さて、西側はこの辺にして、最後に東側をレポートしよう。

東側は店の密集度でいうと西側ほど濃くはないし、個性的な店も少ない。

「さけ処 彦次郎」。名前がイイ。これで茶髪にピアスの雇われ店長とかはやめてよ。

言わずと知れた「サトーブリアン」。阿佐ヶ谷に4店舗展開する高級焼肉店だ。

達筆すぎて…「Yazetto Agri Cafe」らしい。隣の「ナカヤ」くらい潔く書いてほしい。

ここは思い出深い場所。左の古着屋ではなく、右の洋服のお直し。ここには2019年まで「穂高書房」という山岳書専門の古書店があった。

1977年、山岳書愛好家の店主・和久井正明さんが脱サラして開業した店で、所狭しと山岳関連の希少本が積み上げられていた。

ちなみに高く積み上げられすぎて倒れないよう、ピッケルを使って絶妙のバランスで支えられていた。

かつて大学院で六甲山の研究をしていた私は今ほどネットが発達していない時代に人づてに穂高書房の存在を知り、神戸で見つけられなかった六甲山関連の本を手に入れたこともある。

就職してからもたまに阿佐ヶ谷を訪れては穂高書房に立ち寄っていたが、2018年に癌を患って通院治療している旨聞いて心配していた。何度も死にそうになったと豪快に笑いながら話されていたが、2019年8月に亡くなられたとのことでお店も閉店。

もう和久井さんの味わい深い山岳話は聞くことができない。天国でも山登り楽しんでください。ありがとうございました。

しんみりしてしまったが、「だいこん屋」。

奥は「カレーの店」。その奥は「アパート・マンション」。さらにその奥が「パン屋」。カレーパンマンが完成した。やっぱり無理がある。

で、最後は上の道を抜けてコロナ対策でテレビに出まくっている河北総合病院に辿り着くワケだ。

以上、本当にとりとめもない文章で反省しているが、阿佐ヶ谷というまち、少しでも雰囲気を感じていただけると幸いである。この後、私は駅南側に繰り出したのだが、そのレポートはまた改めて。

拙い駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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