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涼を求めて豊中・桃山台の蕎麦屋へ

9月になり、めっきり日が暮れるのも早くなってきた。

とはいえ暑さは依然として続くワケで、夏バテして食欲もあまりない今日この頃、蕎麦が食べたくなり、大阪は豊中・桃山台まで足を伸ばしてきた。

「蕎麦屋 木田」。

有名人もお忍びで訪れる知る人ぞ知る名店だ。

もう半年近くご無沙汰だったが、緊急事態宣言発令時は昼にテイクアウトの天丼を提供したりして乗り切ってきたのだという。

木田の天丼がテイクアウトできたなんて。ここの天ぷらは抜群にウマイから何とも贅沢なハナシだと思った。

さて、今日は何にしようか。

熊肉せいろなんかも食べたいが、おとなしくくるみ胡麻だれせいろをセレクト。

酒は普段はあまり飲まない芋焼酎。

アテもひとつくらい。

やっぱりこれ、岩もずくね。

天然で歯応えが抜群なんですよ。

そしていよいよ蕎麦。

まずは蕎麦だけを。

うーん、薫り高い。ツルリと喉越しが抜群でコシも絶妙だわ。

次はくるみ胡麻だれにつけて。

甘いくるみと濃厚な胡麻の風味が蕎麦によく絡み、食欲不振を見事にかき消してくれる。

そして、何だかワインが欲しくなるのは、店主の木田伸也さんがフレンチ出身だからか。

本人に尋ねると、一切フレンチの仕事なんて入れてないと否定するが、シャラン鴨のせいろとかかつてのメニューだった親子丼なんかを食べるとモロにそんなバックグラウンドが見え隠れするのである。

蕎麦を食べ終えると、何だか元気になった。

やはり身体が涼を求めていたのだと再認識。

さぁ、残暑がおさまるまであとひと月といったところか。頑張って乗り切らねば。

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