おっと、「中津商店街」。これはシブい。
昭和の面影が色濃く残るこの雰囲気、まさに文化遺産。
すでにシャッター街のようだが、こういう場所はどうにかして残せないか。
次回は平日の昼間に改めてようすを見に来よう。
さて、色々見たあと、色々と悩んでランチに入った店がコチラ。
「ダイヤモンド・ビリヤニ」というインド人シェフが作るビリヤニとカレーが評判の店だ。
ビリヤニとは肉や魚を米・スパイスと一緒に炊き込んだインドの炊き込みご飯。
日本にはまだまだ馴染みの薄い料理だが、神戸・三宮には「ショナ・ルパ」というインド料理の名店があり、辛いものが苦手な私はここで初めてビリヤニを頂いて感動。以来、ビリヤニのファンになってしまった。
入り口にてやはりインド人のサービスマンから流暢な日本語で説明を受ける。
「メニューはチキンカレーとビリヤニの2種類です。すぐに出るのがチキンカレーです。ビリヤニですと15分から20分お時間いただきます。どちらにしますか」
私の後に来たカップルにもそう言っていたので、お決まりのセリフとして必ず言うようにしているのだろう。
ビリヤニは骨付きチキン、白身魚とアサリ、マトン、牡蠣バター、ポークの5種類から選ぶ。今日はマトンにしてみる。
シェフの手間や回転率を考えるとチキンカレーと言いたいが、心を鬼にして「ビリヤニをお願いします」(私以降の客は全員ビリヤニを注文していた…)。
着席して、サービスマンが仰せの通り約15分後。
お供の白ワインとともに、さまざまな付け合わせが綺麗に盛り付けられたプレートが登場。
程なくしてビリヤニを炊き込んだ鉄鍋が到着。
鉄鍋をオープン。
広がるスパイスの香り。
まずはプレート中央にビリヤニを盛り付けてパシャ。
まずはビリヤニだけで一口。
うーん、素晴らしいスパイスの芳醇な香りが口いっぱいに広がる。
バスマティ米の食感が心地良い。
柔らかく炊き込まれたマトンの肉は淡白だが旨味十分、程良いクセをまとっていてビリヤニとの相性もグッド。
ビリヤニはかなりの量があるが、付け合わせが多彩なので飽きが来ない。前半はカレーソースを中心に頂き、後半にかけてヨーグルトでさっぱりと頂いたのは正解だと思った。
いやー大満足でした。
「味はいかがですか」とサービスマン。
「スワディシュトゥ(美味しい)」、「ダンニャワード(ありがとうございました)」と片言のヒンズー語を使い、国際交流した気分で店をあとにした。