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宝塚・清荒神で感じた春の訪れ

ふと宝塚方面に出掛けてみたくなり、阪急電車に飛び乗ったのは春の陽気漂う2月の末のこと。

宝塚は親類が住んでいるため何度か訪れたことがあるが、最終訪問は30年も前になると記憶している。

いつの間にこんな歳を取ったのだろう。

それはさておき、メジャーな宝塚駅で下車するのもしゃくなので、惹かれる駅を探してみることに。

ありました。清荒神。「きよしこうじん」と読みます。

清荒神と言えば真言三宝宗の総本山で、画家・富岡鉄斎の美術館が併設されていることで知られる。

また、かつてはヤクザの組長の妻で、その後、弁護士から大阪市助役と華麗なる転身を果たした大平光代氏の更生の場としても話題になった。

今回は荒神さんにはお参りせず、駅から参道周辺までの記録である。

下車してすぐに市場を発見。

何だか懐かしくてそそられる風体だ

小さな入り口を潜ると、そこにはたくさんの店が。

しかし休日だったせいか、ほとんどのシャッターが降りていた。

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八百屋や飲食店が数店店を開けていていて一安心。

いかにも老舗の風格漂う佃煮屋を発見。

「元祖さん志ょうや本家」

佃煮なんて久しく食べていなかったので、フキやアサリなど春らしいものをいくつか購入。

市場を抜け、参道方面に向かう。

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