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歴史に埋もれた神戸のバー情報について

3月に昔の神戸のバーについて書いてからというもの、他にどんな店があったのだろうかと気になって色々と調べてみた。

手持ちの本を見返したり古書店を巡ったりしてみると、バー関連の書籍が案外少ないことに気付く。さらにインターネットで調べようものなら、古い店の記述などはほとんど残っていない。

もちろん故・成田一徹氏の切り絵本は素晴らしいバイブルなのだが、私としてはその時々で発行された情報誌やグルメ本の発掘に関心がある。

なぜなら有名な店は成田氏の本でも網羅され今も存続しているケースが多く、詳しく知りたければ直接お店に行きバーテンダーと語らってもらうのがベストだろう。

それよりも、記録に残らずに消えていった無名の店にスポットを当てノスタルジーに浸ってもらう、また、インターネット上にほとんどない情報を記録することにこそ、このブログの存在意義があると考えるからだ。

というワケで最近、とある古書店でバーについて書かれたグルメ本を見つけることができたので少し紹介したい。

「阪急グルメとっても神戸なお店」(2001年、阪急ブックス)。

帯には『第二特集「神戸バー物語」』と書かれているが、紹介されているのは厳選された6店舗。うち3店舗は芦屋・西宮の店である。ページ数で言うと全151ページ中わずか4ページであった(笑)。

今なら誇大広告だと消費者センターにクレームが入りそうだが、それはさておき、掲載されているバーを見ると、やはりかなりの有名どころがほとんどだった。

それでも私自身知らなかったバーも掲載されていたので嬉しくなった。こういう本からコツコツと色々調べていく作業の積み重ねこそ大切なのだと思う。

北野「YANAGASE」
西宮「遊山」
三ノ宮「トム・キャンティ」
三ノ宮「サヴォイ」
西宮「ザ・バーンズ」
芦屋「ピンク・カフェ」

その他、私の手持ちの本には北野の「カサブランカ」や「ジャック・マイヨール」、「Bクラブ」、「アティック」、元町の「バー・ディープ」などが紹介されている。

何かマニアックなバー情報をお持ちの方がいらっしゃればご教示いただければと思う。

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