昨秋から全国旅行支援キャンペーンが開始し、今年5月には新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことを受け、徐々に国内旅行を再会している。
日本全国の素晴らしい食を紹介したいというブログ本来の主旨に立ち返り、本日は昨年11月に訪れた佐賀・唐津のことを記したい。
随分と時差があることをお許し願いたい。
唐津市とは、佐賀県の北西に位置し玄界灘に面した県内第二の人口規模を誇る市であり、訪れるのは今回が初めてだった。
交通ルートは福岡の中心、博多駅から地下鉄1本(途中でJRに切り替え)で1時間ちょっと。意外にも利便性が高かった。
まずは唐津駅で下車し唐津城をめざすが、ちょうどお昼前。腹ごしらえするために店を探す。
辿り着いたのは、「魚処亀山」。
地元の老舗鮮魚店が直営する海鮮丼の専門店で、限定15食の特上海鮮丼を注文。
ふんだんに使われた地の新鮮魚介に大満足。
満腹となり、その後は城下の商店街を散策。
11月2〜4日に市の一大イベント「唐津くんち」が行われたあとの平日とあって、まちは落ち着いていた。
11月とはいえ風は暖かく、からりとした秋晴れは本当に清々しかった。
新旧店舗がうまく調和していて、土産物屋でちょこちょこ買い物をしながら唐津城に到着。
城の周辺には玄界灘の海と松林が広がり、実に美しかった。
エレベーターで城まで登り、天守閣から見渡した風景はこれまた壮観。
視界を遮る高層ビルはなく、全方位を見渡せる。
城を囲む唐津湾と松浦川の青いみなも。日本三代松原のひとつ、虹の松原へ静かに打ち寄せる大きな白波。鳥の囀りと紅く色づいた樹木…思わず溜息が漏れた。
すっかり現実逃避モードに突入したところで城をあとにし、今宵の宿へと向かう。