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今年食べたカレーを振り返る

私は辛いものが苦手だ。

香辛料が効いた辛い料理を食べると、滝のように汗をかく。

だから、多感な大学生時代までは多汗になることを恥じて、一切自宅以外で辛い料理を食べたことはなかった。

しかし、今やもう不感、そんな変なプライドは捨てて、辛い料理でもある程度経験値を積みたいと考え方を変えてからは結構な頻度でスパイス料理の店を訪れている。

とりわけカレーは独りでサクッと食べたいシチュエーションには最適で、体調が悪い時などに食べて目いっぱい発汗することで代謝が上がる。そして完食する頃には元気を取り戻したような気になるので、自然と足が向いてしまうのだ。

ご存知の通り、ひとえに「カレー」と言っても、日本で提供されるカレーには欧風カレー、インド風カレー、スパイスカレーなどさまざまな種類があり、味も辛さも三者三様である。

これまで訪れたカレー店のカレー画像を並べてみると、色んな様態があってなかなか面白く、このブログの当初の目的、60,000枚余りの料理画像を有効活用することに立ち返って、好きな店紹介も兼ねながら、今年食べたカレーを振り返ってみたい。

神戸・県庁前「みみみ堂」

マイルドだが、スパイスが要所要所で効いていて非常に心地良い味わい。ピクルスも良い塩梅の脇役だ。

神戸・県庁前「元町サトナカ」

マイルドでフルーティーな辛さが美味い。付け合わせのキャベツとジャガイモもバランスが良い。

東京・南新宿「ライオンシェア」

辛さは選択制。かなりスパイシーだが、後味が爽やかで心地良い。チキンレッグも絶品。

東京・西荻窪「オハイオ」

辛さは控え目。何だか食べたことない独特の美味しさ。

東京・高田馬場「エチオピアカリーキッチン高田馬場店」

神保町の老舗の支店はインド人が作っているようだ。再現力がハンパない。

東京・荻窪「すぱいす」

店名に違わずスパイシー。色んな香辛料が絡み合うが、後味は爽やか。

東京・恵比寿「グッドラックカリー」

これはしらすのカレーとな。不思議とよく合う。名店Ataの魚介スープがベースにあるからか。

東京・高円寺「青藍」

カレー好きの脱サラ店主が開店。スパイスの辛さよりも鰹などの旨みが前に出たカレーだ。

東京・下北沢「般゜若」

我らが神戸のヒーロー、キッチュこと松尾貴史がオーナー。イカ墨パン粉で揚げたトンカツが映える。

大阪・豊中「spicecurry&bal FANFARE with spice32」

フレンチの修行経験もあるシェフが作るスパイスカレー。辛さもさることながら旨さが際立つ。

東京・新宿「新宿中村屋」

言わずと知れた大老舗。ベースはインド風だが、欧風のまろやかさも併せ持つ。

東京・西荻窪「フレンチカレー SPOON」

フレンチのシェフだったオーナーが独自の「フレンチカレー」を考案。この野菜カレー、ルーと野菜は別々に調理してある。

神戸・六甲「マルベッラ」

大豆のカレー風煮付けという雰囲気。大豆にしっかり味が染みていて、豚肉との相性も抜群。

東京・高田馬場「スープストックトーキョー高田馬場メトロピア店」

チェーン店でここまでの味を出せるのはスゴイこと。辛さ控えめで十分に愉しませてもらった。

東京・東中野「dining bar kana」

スパイス研究家の店主が作るカレーはかなり辛いが、奥にはしっかり旨さが潜んでいる。

東京・高田馬場「横浜ボンベイ高田馬場店」

マイルドなインド風のカレー。掲載したなかでは最もシャバシャバのスープ状。

東京・北参道「ヒマラヤカレー」

現地出身の若いシェフが作っていた。一口目は甘いだが、後から辛さが追い立ててくる。掲載したなかでは一番辛かった。

東京・蒲田「エベレスト」

現地出身のシェフが辛さ控えめに作ってくれた。それでも辛いが、お蔭様で旨さを愉しむことができた。

食べたカレーは他にもあったが、今回は印象に残ったものを中心に列挙させてもらった。

しかし、こうして改めて見ると、世の中には随分と色んなカレーがあるものだ。

さーて、来年はどんなカレーにありつくことができるだろうか。楽しみである。

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