個人的に少し嬉しいことがあった。
11月のフランス旅行で最近使わない英語を沢山使ったので、その成果を確認したく、試しにTOEICを受けてみたところ、何とマグレ鴨で過去最高点を叩き出してしまった。
しかも学生時代、必死になって勉強して一球入魂、一度だけ受けて掴み取った点数を70点上回った。
間違いなく17年前の方が今より頭の回転も語彙力も上だし、テスト慣れもしていたから、正直今回の結果には納得がいかない。
しかし、肉体的にも精神的にも衰えを感じずにはいられない不惑の年を迎えるにあたり、今回の結果は若かりし頃の自分に勝った唯一の客観的事実であり、大変喜ばしいジャイアントキリングであった。
というわけで気分が引退時の貴乃花さん並みに清々しかったので、大阪は北浜界隈で野暮用を終え、初めての大阪独り呑みをしてきた。
ブラブラしていて偶然見つけた看板。
確か「INC」って、神戸・加納町にあるオシャレなバーではなかったかと考えながら階段を降りる。
扉を開けると、かなり広くて天井が高い空間がお目見え。
レセプションの女性に独り呑みである旨告げると、カウンターに案内される。
薄暗い店内はバーカウンターが照らし出され、煌びやかに輝くボトルが美しい。
グループ用のボックス席も配されており、色んなシチュエーションで利用できそうだ。
アルテック・ランシングのスピーカーから1960年代のジャズ・オルガンの重厚な音色が心地良く響く。
奥にはキッチンスペースもあり、バーテンダーが何やらせっせと作っていた。
うーん、とても落ち着く良いバーだ。何せ音が良いし、広くて周りを気にしないで呑める。
横では妙齢のカップルがずっとイチャイチャしてるけど、全然イイ。
明日も早朝から仕事なので深酔い防止のため、柄にもなくジントニックを注文。
フツーに美味しいです。
コーヒーメーカーもあり、カフェメニューも愉しめるようなので、次回はもっと色々と試してたい。
と、ここでバーテンダーにさっき浮かんだ疑問をぶつけてみる。
やはり予想は的中。神戸のINCの姉妹店とのことだが、神戸のINCはもう閉店しているのだという。
しかも閉店して東京・渋谷に拠点を移したのだと。オーナーにはどうせ一旗あげるなら東京で…という想いがあったようだ。
うーん。十分理解はできるが、ちと寂しいなぁ。。。
滞在時間は1時間あまり、また神戸に戻ってきてほしいと伝えて店をあとにした。
以上、大阪にも魅力的なバーが沢山あるのだろうなぁと大きな期待感を抱いた第1回独り呑みのご報告でした。