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2021年 最も印象に残った店(中華料理編)

最後は中華料理。

これが本当にダークホース…というと語弊があるが、町中華でここまで本格的な料理を頂いたのは久しぶりだった。

2013年開店、若き店主・大久保政英さんが営む「菜格」(京都御所南)という四川料理の店だ。

ミシュランガイドでもビブグルマンの常連であり、大久保さんは東京の名店、「麻布長江」(西麻布)や「龍の子」(明治神宮前)で修業を積んだ本格派。

辛いものが苦手な私にとって四川料理は得意な方ではないが、アラカルトで辛くないメニューも豊富に揃うので大変ありがたかった。

今回は初めて訪れた際に頂いたメニューをご紹介。

鶏の葱生姜だれ。蒸し鶏が本当にしっとりとジューシーに仕上がっていて最高のスターターでした
最近は身体のために麦焼酎お湯割りがマイブーム(この後も3杯連続コレでした)
マコモダケ・干しエビ・ひき肉・芽菜の煎り炒め。マコモダケの食感が最高。エビ・肉の旨味が加わり実に重層的な味わいに
回鍋肉。ジューシーな上質豚バラとキャベツの瑞々しさが本当にバランスよくまとまっていた
黒酢の酢豚。予想に反し、豚は柔らかい仕上り。これがまたウマかった
水餃子。こちらも予想に反し、甘く濃厚な胡麻だれで頂く。分厚い皮がたれに負けず、しっかり計算された一皿
炒飯。XO醤を用いており、アッサリしていてコク深い。〆には丁度良い一皿

黙々と料理を作る大久保さんだったが、食後は同郷・同世代ということが分かり話が弾んだ。

「自分のできる範囲のことだけをしよう」というポリシーで9年間続けてきたとのことだが、これだけのバリエーションとクオリティ(コストパフォーマンスも素晴らしい)が維持できるのは弛まぬ努力の賜物だろう。

京都を訪れたら必ず立ち寄りたい店がまたひとつできた。

ということで、いまNHKでは福山雅治が「道標」を歌い、フジテレビでは48歳のオジサンが劇的勝利を収めたようすが放映されている。

2021年も残すところあと30分、本年も大変お世話になりありがとうございました。

来年こそはマスクを外して楽しく飲み食いできる世界に戻ってほしいもの。

皆様、佳いお年をお迎えください。

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