最後は中華料理。
これが本当にダークホース…というと語弊があるが、町中華でここまで本格的な料理を頂いたのは久しぶりだった。
2013年開店、若き店主・大久保政英さんが営む「菜格」(京都御所南)という四川料理の店だ。
ミシュランガイドでもビブグルマンの常連であり、大久保さんは東京の名店、「麻布長江」(西麻布)や「龍の子」(明治神宮前)で修業を積んだ本格派。
辛いものが苦手な私にとって四川料理は得意な方ではないが、アラカルトで辛くないメニューも豊富に揃うので大変ありがたかった。
今回は初めて訪れた際に頂いたメニューをご紹介。
黙々と料理を作る大久保さんだったが、食後は同郷・同世代ということが分かり話が弾んだ。
「自分のできる範囲のことだけをしよう」というポリシーで9年間続けてきたとのことだが、これだけのバリエーションとクオリティ(コストパフォーマンスも素晴らしい)が維持できるのは弛まぬ努力の賜物だろう。
京都を訪れたら必ず立ち寄りたい店がまたひとつできた。
ということで、いまNHKでは福山雅治が「道標」を歌い、フジテレビでは48歳のオジサンが劇的勝利を収めたようすが放映されている。
2021年も残すところあと30分、本年も大変お世話になりありがとうございました。
来年こそはマスクを外して楽しく飲み食いできる世界に戻ってほしいもの。
皆様、佳いお年をお迎えください。