皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年も初っ端からオミクロン株なるものが蔓延中で、またしても外食を控えざるを得なくなってしまった。
本当に勘弁してほしいものだが、今回の第6波をフィナーレにコロナには退場してもらうことを切に願いながら、まだ書いていなかったネタを小出しにしていきたい。
というわけで早速、最近の外食事情からひとつ。
12月の初め、とある蕎麦屋の美人店主ととあるイベントにお邪魔したのだが、その帰りがけに同じイベントに参加していた人生のセンパイ方と食事に行くことになった。
ひとりは神奈川県から来られた方で、是非とも神戸らしい夜を…と選んだお店は神戸・三宮の「オリーバ」だった。
東山光成さんが1993年に開店、今年30年目を迎える老舗スペイン料理店であり、神戸の国際色豊かなグルメシーンを支えてきた。
機会に恵まれず実に7年ぶりの訪問だったが、本場の味を忠実に再現する間違いない店である。
メニューはアラカルト、この日皆でシェアした料理を簡単にご紹介したい。
まずはポルトガルの白、「アロー」で乾杯。
アテのタパス5種盛りから。酸味やスパイスの香りでワインがよく進む。
続いて坂越の生牡蠣。実にフレッシュ。
イベリコ豚のロンガニサ(パプリカ風味のソーセージ)。スパイシーでこれまたワインが進む。
パン。
今度はスペインの赤、「エルミタデルコンデ」を頂きます。
名物のカジョス(牛の胃袋の煮込み)。実に柔らかくて、口いっぱいに広がる旨味を噛み締める。
ここに来てサラダで野菜補給。
そして〆にはミックスパエリアを。
ウマイ酒にウマイ料理。ワイワイと実に愉しい一夜だった。
神奈川のセンパイも神戸の夜を満喫してくれたようで、オリーバを選んで良かった。
ひと昔前の神戸にはこういう異国情緒溢れる個性的な店が多かったが、ここ数年で随分と減ってしまったのは大変残念である。
これからも末永く、インターナショナルな神戸の夜を彩ってもらいたい。
オリーバ!そうですか、30年になるんですね。マスターは、
あまりマスコミとかには積極的に出られない方だと思います。
だから、他に後発でもっと知名度の高いバルがありますが、
料理の内容やリーズナブルな値段のオリーバこそ、神戸にバルを
紹介したほんとの名店かつ草分け店だと思ってます。
スタイルを維持して続けられていることに敬意を表したいです。
カジョス、またいただきたいな~、シェリー酒の品揃えも良い
ですよ。
ボッサ様
やはりメディアに消極的なご主人なんでしょうね。
でなければずっと放っておかれるようなお店ではないはずです。
「名店」の定義は色々あると思いますが、ボッサ様が仰る通り、美味しくて安い店こそ本当の名店だと思います。
間違いなくオリーバは名店ですね。
こちらのカジョスは初めてでしたが、抜群でした。
シェリー酒も豊富なのですか~次回は必ずやチャレンジしてみます!