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2022年のベストシーン

こんばんは。ご無沙汰しています。

今年は本業とプライベートが多忙でなかなか更新できず不本意な一年だった。にもかかわらず、実は見てくださる方も漸増していて本当にありがたいと思っている。

毎年末やっているベストプレートシリーズだが、今日を逃すとまた数ヶ月間放置してしまう恐れがあるため、この機会を捉えて今年のマイベストをご紹介しよう。

今年は「再会」と「別れ」という、私にとって大きな二つの出来事があったので、そこに紐づくベスト「シーン」(※料理重視ではない)というかたちで振り返りたい。個人的な話が多くなってしまうことをご容赦いただきたい。

まずは「再会」のハナシ。

今年は4月に3度目の東京転勤となり、コロナ禍で行くことができなかった店に再訪することができた。

中でも印象に残っているシーンを以下つれづれなるままに。

スクレサレ (新宿御苑前)

中西貞人さん、菜摘子さんが夫婦ふたりで営むビストロ。

久しぶりに頂いたパイ包みやレバーは、もはや私にとって家庭の味に等しい味わい。これからも末永くお世話になひます。

すしいちかん(渋谷)

御年76歳の見市幸次さんが営む鮨屋。約2年半ぶりの訪問、申し訳ない気持ちで暖簾を潜ると、威勢の良い「久しぶり」との掛け声に緊張が解れる。

見市さんのセンスが光るアテに、中トロから始まる絶品江戸前握り。

衰えない技術と情熱を再確認することができた。

ソウルフード(雪が谷大塚)

中津原肇さんが営むカレーとバーボンの店。16年前、初めて頂き感動したポークカレー。タンドリーチキンやオイルサーディン、チョリソーなどアテも多彩で、当時は酒が弱かった私だが随分と愉しませてもらった。

今夏たまたま近くで仕事があり、これは行かねばと意を決しての再訪。

当時のままの佇まいに変わらぬ味。元気そうなご主人。身も心も満たされて会計をしようとしたら、ご主人から「神戸の方でしたよね」のまさかの一言。

その後も事あるごとにうかがい、今はカレーだけでなくバーボンも愉しませてもらっている。

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