2002年のMeets神戸本。

カッコイイお店が沢山あったのだと改めて気付かされる。
雑誌とは、その時その時は何気なくサラッと流し読みしてしまうのだが、本棚で10年、20年と熟成して、ふと気が向いた時に読み返すと、逆に新しい発見があったり、自分の歩んできた人生と重ね合わせて当時の想い出が強烈に蘇ってくることがある。



ペルージュにオルフェ。イーエイチバンクに堂賀、ジャックメイヨール、ボンヌビェール。今はなき名店たち。



当時気鋭のエスパスは店名を変えて今も進化し続けている。
餃子の古屋は神戸を離れて古都・京都へ。
ル・パッサージュは今もなお第一線を走り続けている。


異国情緒と怪しさ漂う古着の聖地、モトコーはもう、ない。老朽化や耐震基準が理由とはいえ、もう少しやり方はなかったのかな。あぁ悲しくて勿体ない。

阪神元町駅の有楽名店街同様、まちのなりわいは一度壊してしまうと、もう元には戻らないのである。
ここには掲載されていないが、トアウエスト北の高層マンション建設に伴う再開発も言わずもがな。
当時のMeetsはいつか歴史の教科書になるんじゃないのと思えるくらいの充実度。
江さん(元編集長)、スゴイです。
最近ネタが浅い感が否めない神戸本、是非とも頑張ってもらいたい。
