料理のスタート前、今回は脇役に回る馬頭さんから「何か飲む?」。
そりゃあ頂きますとも。確かめずにはいられません、ラーメンとのマリアージュ。
スターターは泡。ウマイ。
ホワイトアスパラのムースを頂く。
美しい和皿にムースがバエる。
新鮮なアスパラを元町「ル・ビストロ」の宇野シェフに教わったというレシピで頂く。
クリーミーだがさっぱりとして泡によく合う。仕上げのオリーブオイルも無添加で実に爽やかな味わい。ひと足お先に春を感じさせてもらった。
続いてトリュフトースト。
サクサク香ばしいポールボキューズのバゲットにしっかりとトリュフバターの香りが染み込んでいてコレも誘う味だわ〜。ワインをね。
出ました、甘エビのビスクラーメン。甘エビ、海苔に白髪ネギが高く盛られた盛り付けは壮観。
スープをひと口。エビの風味が濃厚で深みのある味わいです。フレンチでいただくビスクとは異なり、出汁と相まってラーメンのスープとして違和感が全然ない。
細麺を頂く。適度にコシがあり、スープによく絡んでいる。
エビ・鶏で作ったクネルの歯応えもよかった。緩くしなかったことがかえって新鮮でアクセントになっていた。海苔の香りも最後まで飽きませんでしたね。
ビスクとラーメンの掛け合わせなので最初はスープパスタの趣だろうと想像していたが、いざ頂いてみればきちんとラーメンラーメンしていて驚かされた。
追伸:やっぱり誘われる味でした。デセールにも合いそうなので…。
チョコレートとナッツのテリーヌ。
かの「北島亭」のレシピをもとに作ったという。濃厚で美味かった。
ご馳走様でした。
そして馬頭さん、ありがとうございました。
わずか1時間ほどのショートランチだったが、大満足だった。吉川さんはラーメンへのリスペクトを忘れることなくフレンチのノウハウをこの一杯で存分に表現できていたと思う。ラーメンコースでこれだけワインが愉しめたのはその証左だろう。
今後、独立を控えている吉川さん。食後はラーメン専門店で独立するつもりかと確かめたがその答えは「NO」。やはりフランス郷土料理のお店を出したいとのことだった。
彼の作るフレンチはお世辞抜きに美味しいので、今から開店が待ち遠しい。
開店の際はまたこちらで共有させていただきたいと思う。
Pages: 1 2
[…] さらには和食や鉄板焼き、焼鳥といった他業種の先輩シェフたちと出会い、創作ラーメンの開発や他店とのコラボイベントなど、フレンチに留まらない多方面でのアウトプットが増えたことも彼にとって貴重な経験だったと思う。 […]
[…] さらには和食や鉄板焼き、焼鳥といった他業種の先輩シェフたちと出会い、創作ラーメンの開発や他店とのコラボイベントなど、フレンチに留まらない多方面でのアウトプットが増えたことも彼にとって貴重な経験だったと思う。 […]
[…] さらには日本料理や鉄板焼き、焼鳥といった他業種の先輩シェフたちと出会い、創作ラーメンの開発や他店とのコラボイベントなど、フレンチに留まらない多方面でのアウトプットが増えたことも彼にとって貴重な経験だったと思う。 […]