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【東京・麻布台】移転から3年、東京でもグルマンを唸らせる名店に、「レストラン・パトゥ」

気が付けば今年も残すところあと1か月余り。

書きたいことが山ほどあるのだが、仕事が忙しく、これまで何とか守ってきた月1というペースも儘ならない状況である。

繁忙を脱すればまた以前のように本業そっちのけで書きたいと思うので、どうぞ気長に見守っていただけると幸いだ。

さて今回は遡ること約2ヶ月、「レストラン・パトゥ」(以下、「パトゥ」)への訪問が叶った話をしたい。

パトゥと言えば、以前にもご紹介した通り、1999年に神戸のトア・ロードで開店、長らく神戸フレンチの第一人者的存在としてその名を馳せた名店だが、2020年1月をもって惜しまれつつ閉店。同時に、活躍の場を東京に移すことが発表されたのだった。

「なぜ20年を経た今、東京へ?」と、私も当時大きな衝撃を受けたひとりだが、シェフの山口義照さんはかつて東京・白金高輪「コート・ドール」での修業経験もあり、東京との親和性が少なからずあったのも事実。

20年8月に麻布台で店が再開された際にはすぐにでも訪問し「神戸に戻ってほしい」と直訴したかったが、コロナ禍というご時世もあり、なかなか叶わなかった。そして、そうこうしているうちに今度は私がパトゥの後追いで東京転勤となったのである。

東京に来て何度か予約を試みるもタイミングが合わず、ようやく今回の初訪問と相成った。

店は東京メトロ六本木一丁目駅から歩いて10分弱、かの有名な老舗イタリアン「キャンティ」の並びにあるマンションの2階。

以前、骨太フレンチが頂けることで有名だった「オー・グルマン」(長野県に移転)があった場所だ。

道路を隔ててすぐのところに日本一高いビルとなった「麻布台ヒルズ」がそびえ立つ。

ドアを開けると、マダムが優しく出迎えてくれた。

店内は白壁に木目調のカウンターが美しく、瑞々しく生けられた見事な枝ものが清涼感を与える。

白いテーブルクロスは神戸時代と同様だが、客席は全8席ですぐ目の前には山口さんが立つオープンキッチン。随分とコンパクトになった。

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2 Comments

  1. M.Kug M.Kug

    お久しぶりです。M.Kugです。東京に転居後もお元気そうで、いつも楽しく拝読させて頂いてます。コメントを残すのは久しぶりです。年末で長年住んでいた大阪を離れ、念願の首都圏に進出します。1月1日より首都圏での生活となります。日本の中心で公私共に新たな気持ちでリスタートですが、仕事も食べ歩きも楽しみにしています。先日伺ったコートドールも本当に素晴らしかった。神田笹鮨も未訪問ですが早く行きたいなあ。今後も新たな記事を心から楽しみにしています。また近いうちにコメントします。今年もお世話になりました、来年もよろしくお願い申し上げます。

    • M.Kug 様
      こんばんは。メッセージ頂戴し、誠にありがとうございます。そしてご連絡が遅くなりましたこと、大変申し訳ございません…!
      関西を離れられ首都圏でのご勤務を開始されるとのこと、関西のお店に精通されているM.Kug 様と新たに東京のお店についても情報交換し盛り上がれますこと、大変嬉しく思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
      コートドールにも行かれるとのこと、私にとっては憧れのお店です。ずっとうかがいたいとは思いながら、私のような若輩者が…という妙な意識が働いて、ずっと片思いで告白できない弱気な男でいます(笑)。来年こそはうかがいたいと思っていますので、またご共有させていただきます。
      神田笹鮨はふらりと通りかかり、直感的に店構えに惹かれて入りました。シャリの硬さは好みが分かれそうですが、伝統的な江戸前の仕事を随所に忍ばせ、まるで教科書のようなネタを頂くことができます。お値段もリーズナブルで、改めてお勧めしたいです。
      また他のお店も紹介させていただきます。そして本年も大変お世話になり、誠にありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。

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