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ミシュランガイド東京2021が発売

久しぶりの投稿になってしまった。

昨年発売の「ミシュランガイド東京2020」において、南青山のイタリアン「プリズマ」が日本初の二つ星を獲得したことを書いたが、昨日発売された2021年版のトピックに簡単に触れておきたい。今回は個人的にふたつある。

まず、ひとつ目のトピックは三つ星の顔ぶれだ。昨年より1店増え12店となった。

新顔は西麻布のフレンチ、「レフェルヴェソンス」。

シェフの生江史伸氏は慶応義塾大学卒の変わり種。しかもイケメン。いやらしい。

たしかキャリアのスタートは都内のイタリアンでサービス担当だったとどこかの本で読んだ記憶がある。

その後、フレンチの料理人として、北海道・洞爺湖「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」(三つ星)とイギリス・ロンドン「ザ・ファットダック」(三つ星)で腕を振るう。

2010年に開店した「レフェルヴェソンス」は2012年版で一つ星として初登場。2015年版には二つ星、そして今回三つ星に昇格した。

そしてもうひとつの新顔は広尾の中華料理店「茶禅華(さぜんか)」。

シェフの川田智也氏は弱冠38歳。麻布「長江」で修業後は何と六本木(現在は日比谷に移転)の日本料理店「龍吟」に入店。日本の食材を中華料理の技法で活かしたいという想いがあったという。

その後、2017年に「茶禅華」を開店し、同年の2018年版でいきなり二つ星を獲得。そして今回、早々と三つ星に昇格したわけである。

ちなみにこの「茶禅華」が日本で初めての三つ星中華料理店となるが、昨年のプリズマといい「初めて」が連発されている感は否めない。まだ開店して4年目なのだから、もう1年くらいようすを見てもよかったのではとも思う。

両シェフ・両店とも、何だか絵に描いたようなサクセスストーリーで面白くないが、三つ星獲得の陰には人知れぬ努力があったはずだ。心から祝意を表したいと思う。

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